「数年前にカットした髪を大切に持っているけれど、腐ったりしていないかしら?」 「古い髪でウィッグを作ると、ニオイがしたりしない?」
自毛でのウィッグ製作をご検討中の方から、このようなご質問をいただくことがあります。
結論から申し上げますと、正しく保管されていれば、髪が腐敗することはまずありません。
🔬 なぜ髪は腐らないのか?
「腐敗」とは、主に微生物や細菌が、湿度や温度の条件が揃ったところでタンパク質などを分解することを指します。
髪は強固なタンパク質組織です。
- 十分に乾燥していること
- 直射日光の当たらない場所(タンスなど)に保管されていること
この条件さえ守られていれば、何十年経っても腐ることはありませんし、悪臭が出ることもありません。
🏺 歴史が証明する「髪の強さ」
シルクロードの「楼蘭(ローラン)の美女」に代表されるミイラや、古くから大切に保管されてきた「遺髪」が、何百・何千年の時を超えて当時の姿を留めていることからも、髪の保存性の高さがわかります。
📷 実例:40年以上前の髪でも製作できました
当工房では「40年以上前にカットして保管されていた髪」を使ってウィッグを製作させていただいた実績が多数あります。下の画像の髪は40年以上前に自毛を付け毛に仕立てたものを、当方で譲り受け保存しているものです。十分使える状態です。


🌟 店長からのメッセージ
「古すぎるから…」と諦めてしまうのはもったいないです! お若い頃の健やかな髪は、ウィッグにした際も非常に美しく仕上がります。もしタンスに眠っている大切な髪がありましたら、ぜひ一度私に拝見させてくださいね。
